山伏をしています。
と言うと、大抵の方は怪訝そうな顔をします。「山伏ってなに？」「副業ですか？」「アヤシイ人？」などなど…。
山伏は山に入って修行する行者です。奈良時代から続く日本独特の宗教者で、明治の頃に廃止されますが、現在でも全国各地で修行する山伏が大勢います。
そのほとんどが仕事をしながら修行しています。ですから、妻の描いた漫画のサラリーマン山伏というのは、私だけでなく、全国津々浦々にたくさんいます。もしかすると、あなたの会社にもいるかもしれません。
山伏は修行を通じて自らを磨き、そこで得た力（神通力）を衆生に還元することが大切だと教えられました。得た力を自分の為だけに使うことは仏教用語でいうところの「我慢」、つまり自分自身の慢心であると諫められます。
この過程はライフプランナーに通じるところがあると感じます。我々ライフプランナーも自己研鑽に励み、そこで得た知識や技能をお客さまに還元することが肝要とされます。
この共通点に感じ入り、私はライフプランナーとして生きる道を選びました。
山伏が生命保険を販売する。このことに違和感を抱く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私はそうは思いません。
山伏はこの世とあの世をつなぐメッセンジャーです。ライフプランナーも同じではないでしょうか？
生命保険は人生最後の贈り物ですから。