ライフプランを描こう
3つの資金を準備するために大切なのはライフプランニング
あなたと大切な家族がずっと幸せでいられるように人生に必要な『3つの資金』を準備しよう!
人は皆、豊かで幸せな人生を送りたいと願っていますそのためには、長い人生の中で、いつ、どのくらいのお金が必要になるのかを考えておかなければなりません。
これから生活していく上で、あらかじめ準備しておかなければならない大切な『3つの資金』があります。それは、入学金や授業料などお子さまの教育に関わる『教育資金』、住宅購入やリフォームなどの『住宅資金』、定年退職後の生活に必要な『老後資金』です。
ライフイベントをリストアップする
まずは出産、子どもの就学、マイホーム購入など、あなたとご家族のこれからの人生で起こる出来事を時系列で整理します。いつまで働きたい(働ける)か、子どもたちにはどんな教育を受けさせたいか、旅行はどのくらいの頻度で行きたいか、親の介護リスクが高まる時期はいつかなど、リストアップしていくことで、ご自分の人生の目標をしっかりと見据えることができます。
お金が必要な時期をシミュレーション
人生の中で「やりたいこと」「やるべきこと」が整理できたら、将来、どんな時期にお金が必要になるのか、収支をシミュレーションします。ご自身の描くライフプランを実現するには、いつどのくらいの資金を用意しておけばいいのか。ライフプランナーが分かりやすいグラフで「見える化」します。教育費や住宅費など「出ていくお金」と、給与や年金など「入ってくるお金」のバランスを比べることができます。
収入と支出のバランスを改善
収支のシミュレーションの結果、子どもの進学時に生活費でも出費が大きくなっていたなど、必ずしも良い結果にはならないかもしれません。でも、ご安心ください。描いた夢を実現するために、いつどんな選択をすればいいのかを一緒に考えるのがライフプランナーの仕事です。
「まさか」の時のシミュレーション
人生の中で「まさか」と思うような事態が起きないことが一番ですが、病気やけがなど万一の場合のシミュレーションも行っておくことが大切です。あなたに不測の事態が起こってしまった場合でも、思い描いたライフプランを実現できるように、さまざまな事態を想定してどんな保障が必要なのか。ライフプランナーがあなたと一緒に考えます。
知っておきたい5つのポイント
ポイント1.3つの資金がどれくらい必要なのか知ろう!
人生には3つの資金が必要といっても、必要な額は人それぞれです。それぞれの資金の内容をきちんと知って、一般的にどのくらい必要なのか? 自分の家庭ではどのくらい用意しておけばいいのか? まずはよく調べてから臨みましょう。
ポイント2.ライフプランを描こう!
3つの資金が分かったら、次はあなた自身のライフプランを描きましょう。資金を計画的に準備するために大切なのが、「ライフプランニング」です。「いま」を起点に、あなたとご家族の将来をイメージすることで、何年先にどのくらいの資金が必要になるか見えてきます。
ポイント3.月々の収支(フロー)を見直そう!
ライフプランニングで、いつ、どのくらいの金額を用意しておけばいいか分かったら、次は具体的な対策を練りましょう。無理のない範囲で日々の生活を見直し、定期的にフローをチェックすることで、ムダや節約のポイントが見えてくることもあります。
ポイント4.きちんとストックしよう!
日々の生活を見直して貴重なお金を捻出することができたら、そのお金を確実に貯めていかなければなりません。ストック専用の口座を設けたり、貯蓄分を先取りしたりして、きちんとストックに回す方法を身につけましょう。
ポイント5.収入を増やすことも考えよう!
フローを見直して支出を減らすだけでは限界があります。もし、現在、夫婦どちらかが主婦(主夫)、またはパートで働いている場合、働き方を変えることでご家庭の収支が改善することもあります。一度、ご夫婦でよく話し合ってみましょう。
きちんとストックするために
将来をイメージして、自分の家庭の「貯めやすい時期=貯めどき」が分かったら、フローの見直しや日々の節約、新たな収入などで捻出した貴重なお金を、きちんとストックに回す方法を身につけましょう。
お給料が入ったらどっちを選びますか?
あなたは毎月の収入からまず生活費がいくらかかるかを考えますか?
それとも、先に貯蓄分を取り置いておいて残りを生活費に使いますか?
目標に向けて貯蓄を増やすには、まず貯蓄分を先取りする習慣をつけることが重要です。
[収入]-[貯蓄]=[生活費] OK!
[収入]-[生活費]=[貯蓄] NG!
ストック専用の口座をつくろう!
せっかくフローを見直し、ムダを省いて捻出したお金も、生活費と一緒に管理していては、いつの間にか使ってしまっていたという事態になりかねません。 間違いなくストックを増やすためには、「家計の総合通帳」とは別に「ストック専用の口座」を設けて、ういたお金をこまめにそちらへ回すのがいいでしょう。
我が家のライフプランを描こう
自分の将来をイメージする
人生に必要な「3つの資金」が分かったら、その資金を準備するために、自分と家族の人生をライフプランニングしていきましょう。ライフプランニングは、まずイメージすることから始まります。あなたは今、何歳でどんな仕事をされているか? あなたの配偶者は何歳でどんな生活をされているか? 子どもの教育資金は? マイホームは? など、自分の将来を描いてみてください。
お金の流れを予測する
自分と家族の現在と未来を横軸にして、その時々に必要な資金と全体のお金の流れをシミュレーションすることで、これからの生活をある程度予測することができます。人生の見通しを立てることで、将来思わぬ出費や予想以上の資金が必要なことに気付くこともあるでしょう。3つの資金には、それぞれのご家庭ごとに「貯めやすい時期=貯めどき」があります。
貯めどきを知って着実に増やす
いつからでも遅くありません。早ければ早いほど、より計画的に無理なく資金を用意することができます。それぞれのご家庭の「貯めやすい時期=貯めどき」を知って、ストックを着実に増やしていくことができます。急な病気やけが、予定外の大きな買い物などで、いつまとまった資金が必要になるか分かりません。そんな時でも困らないよう、人生設計を明確にして、備えておくことが大切です。