LIFE STORY05

コーチングとの出会い

コーチングって何だ?

社内導入を予定していたカウンセリング

当時は、成績不振で自尊心まで奪われそうな状況でしたので、社内で「カウンセリングの必要性」を啓蒙していくことが、自分の心の拠りどころとなっていました。
そして2001年、全国のライフプランナーに対してカウンセリング研修を実施するというところまであと一歩、というところまで漕ぎ着けたとき、私にとって新しい出会いがありました。

疑念の感情

わからないものを批判したくない

コーチングに対する、悔しさや腹立しさがあふれ出た

ある日、営業担当役員から、「杉山さん、『部下を伸ばすコーチング―「命令型マネジメント」から「質問型マネジメント」へ』(榎本英剛著、PHPビジネス選書)という本は読んだか?」と聞かれました。

私自身は、コーチングに関して、「アメリカで流行っている、新しいメンタルトレーニングみたいなものか?」とか、「カウンセリングの要素も入っているらしい」といった断片的なイメージしかなかったのですが、その内容を少しずつ知るにつれ、疑念の感情が湧いてきました。
「選択理論心理学に似ている!」「なんだか良いとこ取りのスキルじゃないか、ちょっと怪しいな」と思ったのです。

社内でカウンセリングを普及させていこうという矢先に、目の前に現れたコーチング——。これに対する、悔しさや腹立しさの感情があふれ出て、「こうなったら、コーチングの講座を全部受けてやる!自分のこの目で真偽を確かめてやる!わかった上で批判すべきは批判する!」と宣言して、国際組織CTIジャパンのコーチングの基礎コースと応用コースを受講することになりました。